RESEARCH〈研究〉

画法書を基底とした絵画技法材料の研究

下画像は、大学院博士後期課程の時に自作した顔料類の展示風景です。

江戸時代の文献をもとに作っています。

今は中断していますが、今後また古い画法書の現代語訳を進め、技法材料研究を進めていきたいと考えています。


東京文化財研究所発行「ものの記憶 ー読み解き・伝え・遺すー」

2021/6/30に東京文化財研究所より発行された「ものの記憶 ー読み解き・伝え・遺すー」に私の作品を使っていただいてます。

あえて材質感が分かるよう光を当て撮影された作品の一部も載ってます。荒い筆致が見えるため、正直なところ絵描きとしては恥さらし的な感じもしますが、作品本来の記憶を遺し伝えるためには必要なことです。

同じモノでも光によって全く見え方が異なる。私はこの撮影以降、光と筆致をより気にするようになりました・・。

絹なども掲載されているのですが、同じものとは思えないくらい見え方が異なるため大変興味深いです。電気照明が当たり前の現代では特に意識してみて欲しいことです。

↑は通常撮影されるような材質感を感じさせない撮影です。

↓は材質感を感じさるように光を当てて撮影いただいたものです。


研究助成を受けての研究

@ 原爆の図 丸木美術館 Maruki Gallery For The Hiroshima Panels

昨年より、第一部〈幽霊〉をはじめとする『原爆の図』の研究を開始しました。

本年度(2020年)からは助成を受け、本格的に進めて参ります。

ご協力いただいている丸木美術館関係者の皆さま、協力・連携研究者の皆様に感謝申し上げます。